取調べ内容はどのように記録されるのでしょうか。
2017年01月16日(月)23:47
取調べでなされた会話のやりとりは、最終的に、書面にまとめられます。この書面を作成するのは捜査機関側です。
捜査機関は、作成した書面を被疑者に読ませ、あるいは読み聞かせます。
この書面は、被疑者が末尾にサインをすることで完成します。
この際大事なことは、書かれた内容を細かくチェックし、間違いがある場合には絶対にそのままサインをしないことです。
被疑者は、サインをする前に、一部分の削除や訂正、あるいは追加を求めることができます。
また、書かれている内容に納得がいかない場合には、サインを拒むこともできます。
捜査機関側の強い要求に応じて、間違いを正すことなくサインしてしまうことは大変危険です。
後にその書面は重要な証拠として扱われ、内容の訂正を行うことは非常に難しくなります。
だいたい同じような内容のことが書かれていても、表現方法のちょっとした違いで読み手の受け取る印象が大きく変わることもあります。
サインする前には、細かい部分にまで気を配って内容を熟読しましょう。
そして、途中で妥協することなく、納得がいくまでサインはしないようにしましょう。
ここでの対応の仕方についても、事前に刑事事件に強い弁護士による適切なアドバイスを受けておくことが非常に重要です。
餅は餅屋というように、法律のスペシャリストである弁護士に任せるのが一番の近道です。
お困りのことがあれば大阪中央区の刑事事件に強い当事務所が力になります!どんなことでも、まずはお気軽にご相談ください。
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